2006年08月24日

マルクス主義

マルクス主義

そういう体制・大衆の思想が作り上げている日本のピラミッド構造に対して、「それは違う」といいつづけてきたのがマルクス主義だった。いうまでもないが、マルクス主義は、戦前から日本の天皇制と資本主義体制を批判し続けてきた。戦時中も、「国賊」と罵られ、多くの犠牲を出しながら、反戦を貫いた。そして戦後、マルクス主義・マルクス主義的ヒューマニズムは、自分がまだ収入とか財産とか地位とか名誉とかいった私的所有を築いておらず、それに対するこだわりもあまりない、そして感受性も新鮮で、社会の歪みに敏感なかなりの数の学生・知識人の心を捉えつづけた。たしかにコミュニズム――共産主義ではなく共同体主義と訳すべきだったのではないか――が本来持っている普遍的な連帯、共同体(コミューン)を求める志向は、人間の本質にふれている。
posted by tetugaku at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本人の思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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